林家正蔵が大好きな洋食屋だ。1946年創業の店で、寄席の新宿末廣亭の隣にあるため、古くから落語家たちが出演の合間に来店するという。
「正蔵さんは、1人で食べに来ることが多いです。人当たりが柔らかい方ですよ」と話す、オーナーの中山徳次さん。
常連客がこぞって注文するのが、この店の名物・ジュージュー焼き(800円~)。豚、牛、野菜の3種があり、生卵、チーズ、納豆などのトッピング(各100円~)もできる。また17時まではランチタイムで、ライスとスープが付くため、近隣で働くサラリーマンにも人気。
正蔵は「豚のジュージュー焼き(肉・野菜大盛り)」(1200円、写真)がお気に入り。アツアツの鉄板の上にたっぷりのキャベツ、さらにその上に薄切りの
豚肉が乗っている。これに同店秘伝のオニオンソースをかけることで、名前通りジュージューという音を立てながら蒸気が上がるのだ。
早速
食べてみると、豚肉はやわらかくて美味。シャキシャキした食感のキャベツとの相性は抜群。ワインをかけて焼き上げているので、芳醇(ほうじゅん)な香りが
口いっぱいに広がる。そして、なんと言っても、オニオンソースがうまい。玉ねぎの甘みとコクに、ビネガーの酸味が加わり、ご飯が進む味なのだ。
同店では、ハンバーグ(850円~)やオムライス(1000円)も人気。クリス松村や女優のKなど、多くの芸能人もここの洋食を食べに来ているようだ。
「うちは創業からの味を守り続けています。料理はすべて手作りし、食材の質を落とさないことにこだわっています」と中山さん。古くからのファンが多いのも納得の店だ。
没有评论:
发表评论