歌手で俳優の福山雅治が5年ぶりに主演を務める映画『そして父になる』(10月5日公開)が、第66回カンヌ国際映画祭にてコンペティション部門に出品されることが18日、明らかになった。
正
式出品決定の知らせを受けた福山は、「聞けば聞くほどすごいことすぎまして。情けないことに、自分という人間はキャパシティーを越えたことが起こると逆に
ピンとこないものなんだなと、妙な実感をしております(笑)。とはいえ、心からうれしく光栄に思っております」と喜びのコメント。同映画祭とドラマの撮影
時期が重なっている福山だが、「俳優人生においてこんな大舞台に行ける機会は二度とないかもしれない、という思いで何とか調整して晴れの舞台に立ってみた
いです」と参加に向け意欲を見せている。福山は昨年、上海映画祭にプレゼンターとして招待されたが、俳優として海外映画祭に参加するのは今回が初となる。
ま
た、同作のメガホンを取った是枝裕和監
督は、『誰も知らない』(2004年)以来、9年ぶり3回目のコンペティション部門出品。「本当にうれしいですし、光栄に思います」と感謝の言葉を述べ、
「産まれたばかりのこの映画がどんなふうにあの場所で受け止められるのか? カンヌを出発点にどこまで遠く世界を旅できるのか?
今は期待と不安と半々ですが、福山さん初め、スタッフキャストと一緒にその一歩目をきちんと見届けて来たいと思います」とのコメントを寄せている。
コンペティション部門は、最高賞のパルムドール賞ほかを競う部門で、本年度の審査委員長はスティーヴン・スピルバーグが務める。同映画祭は5月15日から26日まで開催され、『そして父になる』の上映日は今のところ未定となっている。
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